平日 11:30 - 14:30/土日祝11:00 - 14:30/定休日 木曜日
昭和57年、長崎県諫早市に「手打うどん 拓どん」は誕生しました。
創業者は、大阪のうどん文化に影響を受けながらも、地元の人々に愛される味を追求。
試行錯誤の末、讃岐風のコシを持ちながら、長崎の嗜好に合う細めの麺と、すっきりとした特製出汁のバランスを生み出しました。
開店当初から変わらぬ「手作り」へのこだわりが、多くの方々に支持され、地元の皆さまに親しまれるうどん店として歩んできました。
しかし、長年店を守ってきた先代・川口さんのもとには後継者がいない状況が続いていました。
そんな中、知人の会社経営者から紹介された人物が、新たな後継者として名乗りを上げました。
2023年3月、正式に拓どんの2代目店主として就任。
それに先立つ1年間は社員として川口さんのもとで修業を積み、手打ちうどんの技術や味作りを学びながら、事業引き継ぎの準備を進めました。
拓どんの魅力は、チェーン店にはない独自の味と、常連客に親しまれる温かな雰囲気。
特に、長崎の人々に馴染みのある少し甘めの出汁が特徴で、多くの人々を惹きつけてきました。
2代目店主もその味に魅力を感じ、受け継ぐことを決意したと言います。
拓どんでは、すべてのうどんを自家製で手打ちし、小麦粉を塩水で練り上げ、3時間寝かせた生地を使用しています。
讃岐風のコシを持ちながらも、長崎の方々に親しまれるよう少し細めに仕上げ、食べやすさとのどごしの良さを追求しました。
また、出汁には特にこだわり、毎日丁寧に仕込み、昆布やかつお節の旨みを最大限に引き出しています。
すっきりとした味わいで、最後の一滴まで飲み干せるほどのバランスの良さが特徴です。
麺と出汁の相性を考え抜いたこだわりの味が、拓どんの一杯を特別なものにしています。
さらに、拓どんでは季節ごとの旬の食材を活かした限定メニューを提供。
春にはアサリうどん、夏には冷やし納豆うどんなど、その時期ならではの味を楽しめます。
訪れるたびに新たな美味しさに出会えるのも、拓どんの魅力のひとつです。
現在も、拓どんは創業時からのこだわりを大切にしながら、地域の人々に愛されるうどん作りを続けています。
これからも変わらぬ味を守りつつ、新たな挑戦を重ねながら、長崎・諫早の地で温かい一杯を提供し続けていきます。